EURO U-21 スウェーデン 1-1(PK:5-6) セルビア・モンテネグロ

遂にやってくれたプラーヴィ
攻撃のキープレイヤーであるラゾヴィッチをサスで欠いたものの、
スウェーデンの攻撃を粘り強く防ぎ、終了間際の90分に同点。
延長も凌ぎきり、PKへ。いやもう試合内容より、この結果が全て。
おめでとうPixy!!


クロアチアベラルーシの様に中盤に傑出した才能はいない、
イタリアの様に破壊力のあるFWはいない。
それでも欧州での経験を持つデリバシッチ、ラゾビッチを軸に、
無名だが献身的で才能の片鱗を見せる中盤、そして守備陣が、
ほんとにチーム一体となって決めた決勝進出。
是非ともイタリアに雪辱して欧州若者覇王になって欲しい。


後は、このチームの奥が深いというか不思議なのは、
個人的にはイタリア戦の3−5−2の組織だった中盤の展開、
パスワークが印象的だった。ただ驚きはこの3−5−2はイエローを
貰った選手を温存して望んだ為のサブシステムだったこと。
とてもそうは思えない出来でした、不慣れなせいか守備陣のミスから
2失点して負けはしたものの試合内容はプラーヴィのものだった。


逆に4−4−2は2トップが最初サイドで基点となるキープし、そこからの
押上げから、サイド攻撃でゴールを狙っていく、対照的な攻めを見せる。
個人的には4−4−2だと攻撃のバリエーションが少なく感じたのが、
気になるところだが、それでもマリ戦の日本五輪代表とは比べ物にならない程、
両方で高度なパフォーマンスを見せるプラーヴィ、ホントに楽しみだ。


最後に、日本はPixyへの恩返しとして(ほんとにそうだと思う)キリンカップ等、
セルビアモンテネグロ代表を影ながらバックアップしてきたと思う。
そういう意味でも感慨深いというか他人事とは思えない嬉しさで一杯です。
このうち何人と7月のキリンカップで出会えるかほんとに楽しみだ。